先日こられた患者さん。
始めは腰に痛みがあり体が傾き前傾姿勢になって来院された。
数回の施術で腰の痛みはなくなったのだが、体が右に傾き前傾姿勢、
右足の歩幅もちょこちょこ歩くような感じで整体で身体を真っ直ぐに調整してほしいと依頼。。。
んんんん?
これはパーキンソン病ではないかと思い出す。
パーキンソン病とは
脳で作られるドパミン減少により体がうまく動かなく病気である。
症状は:体のバランスが悪くなる(姿勢調整障害)、ふるえ、動きが遅くなる、筋肉が固くなりカクンカクンする。無表情になる。が一般的な症状である。
当院にこられた患者さんは、動きが遅くなる(無動)、筋肉がカクンカクンする。
表情がうつろな感じ。姿勢調整障害がみられた。。
患者さんには一度、病院に行かれることを勧めた。
まだこの患者さんにはその後の結果は聞いていません。
最近この手の脳神経系の問題がありそうな方がみられます。
知らないで施術して何かあったら問題です。
ついでに、脳が疑わしい30代患者さん。
右足が上がりづらいと来院。
前日に深酒。
明らかに足が上があがらない。腱反射を確認。。。。
むかし座って膝のお皿の下辺りを叩いて膝がピョンとなるか確認するやつです。
この患者さんは、、、腱反射亢進、、、、。
喋り方もなにか喋りつらそう。。。。。。
脳梗塞か、、、、
この方にも一度病院でみてもらってくださいと言っておいた。。。。
しかし、病院ではなく、他の接骨院で見てもらったそうです。。。。。
足の上がりは良くなったようです。。。
脳梗塞でなかったのかもしれないが、
一過性脳虚血発作といって一時的に脳が詰まって、すぐに詰まりが取れたのかもしれない。。。
体がなにかおかしいと感じた方で、
- 体の片側がうまく動かない
- 思うように話せない
- 見え方がおかしい
上記の症状がある方は、早期対応が必要だと思いますのですぐに救急車を呼んでください。
薬剤性パーキンソニズム
追記
先日パーキンソン病の疑いがあって、一度病院に行ってくださいとお願いした患者さん。
結果、パーキンソン病ではないとのこと。。。
ただ現在服用している薬のせいでパーキンソン病と同じ症状なのかもしれないと診断を受けられたようです。
調べてみると、
薬剤性パーキンソニズム←(厚生労働省のPDFがあるページ)というものがあるのですね。
この患者さんは精神神経用薬を服用されているのでこれかもしれませんが、わたくしは薬は素人なのでわかりません。
なにやらこの薬(胃腸薬、精神神経用薬)にはドーパミンの作用を抑えるものがあるようです。
勉強になりました。