症例、勉強

首が原因の手の痺れ?

先日旦那さんの紹介で来られた患者さん。

 

主訴は両手母指、人差し指の痺れ、背中(肩甲骨辺)の痛み。

 

整形外科では首か腰から着ているのではないかと診断され、首の牽引。

他の総合病院でMRI診断では首は問題ありませんと診断を受ける。

 

現在は他の接骨院や鍼灸院で電気を受けマッサージという想像できる治療をうけていたそうです。

 

簡単な検査、問診をし、

私の見立てでは、前腕、上腕部、前部胸筋部の筋肉の血管圧迫による軽い痺れかと。

 

この患者さんの場合腕から胸部まで筋肉がパンパンに張っていました。。。。。

 

背中の痛みは首から肋骨、肩甲骨に付いている肩甲挙筋、斜角筋という筋肉の緊張により肩甲背神経が圧迫されての痛み、もしくは、肝臓の機能低下からくる内臓体性反射由来の痛みかと。。。

 

しかし、この患者さんはいまいち私の見立てが信用できなさそうな感じでした。。。

 

口々に「病院の先生が首から…」「接骨院の先生が…」「でも…でも…」

 

 

まず、本当に首が原因の場合は運動神経麻痺で筋力が低下します。。。

 

私の見立てが違うくて、まったく変化がないかもしれませんが、

一応、根本の原因は考えながら施術します。

 

病院では首の牽引…

接骨院では電気治療、、、

 

何の効果があるのか患者さんに聞くと、

「わかりません」

 

今はいくらでもインターネットで調べることが出来ます。

首の牽引がどんな効果があるか、電気治療にどんな効果があるのか、まず自分で調べてみて下さい。

 

効果があるなら私もやりますよ。。。。。。

 

追記

施術3回目

H30 5月8日

両手の痺れは気にならないくらいになった。

背部の肩のつらい痛みは8割消失。

私への不信感も薄れて素直に話を聞いてくれるようになりました!

 

MRI診断で病院の先生に首の骨は大丈夫と言われたのにもかかわらず、

近所の接骨院の先生にMRIを見せて、

「ここの部分がちょっと変だね」と言われ通院していたそうです。

 

恐怖心を与えて、通院させるというよくあるパターンです。。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パーキンソン病

先日こられた患者さん。

 

始めは腰に痛みがあり体が傾き前傾姿勢になって来院された。

 

数回の施術で腰の痛みはなくなったのだが、体が右に傾き前傾姿勢、

 

右足の歩幅もちょこちょこ歩くような感じで整体で身体を真っ直ぐに調整してほしいと依頼。。。

 

んんんん?

 

これはパーキンソン病ではないかと思い出す。

 

 

 

 

 

パーキンソン病とは

脳で作られるドパミン減少により体がうまく動かなく病気である。

 

症状は:体のバランスが悪くなる(姿勢調整障害)、ふるえ、動きが遅くなる、筋肉が固くなりカクンカクンする。無表情になる。が一般的な症状である。

 

 

当院にこられた患者さんは、動きが遅くなる(無動)、筋肉がカクンカクンする。

表情がうつろな感じ。姿勢調整障害がみられた。。

 

 

患者さんには一度、病院に行かれることを勧めた。

 

まだこの患者さんにはその後の結果は聞いていません。

 

最近この手の脳神経系の問題がありそうな方がみられます。

 

知らないで施術して何かあったら問題です。

 

 

 

 

 

 

 

ついでに、脳が疑わしい30代患者さん。

右足が上がりづらいと来院。

前日に深酒。

明らかに足が上があがらない。腱反射を確認。。。。

むかし座って膝のお皿の下辺りを叩いて膝がピョンとなるか確認するやつです。

この患者さんは、、、腱反射亢進、、、、。

 

喋り方もなにか喋りつらそう。。。。。。

 

脳梗塞か、、、、

 

この方にも一度病院でみてもらってくださいと言っておいた。。。。

 

しかし、病院ではなく、他の接骨院で見てもらったそうです。。。。。

 

足の上がりは良くなったようです。。。

 

脳梗塞でなかったのかもしれないが、

 

一過性脳虚血発作といって一時的に脳が詰まって、すぐに詰まりが取れたのかもしれない。。。

 

体がなにかおかしいと感じた方で、

  1. 体の片側がうまく動かない
  2. 思うように話せない
  3. 見え方がおかしい

上記の症状がある方は、早期対応が必要だと思いますのですぐに救急車を呼んでください。

 

薬剤性パーキンソニズム

追記

先日パーキンソン病の疑いがあって、一度病院に行ってくださいとお願いした患者さん。

 

結果、パーキンソン病ではないとのこと。。。

 

ただ現在服用している薬のせいでパーキンソン病と同じ症状なのかもしれないと診断を受けられたようです。

 

調べてみると、

薬剤性パーキンソニズム←(厚生労働省のPDFがあるページ)というものがあるのですね。

 

この患者さんは精神神経用薬を服用されているのでこれかもしれませんが、わたくしは薬は素人なのでわかりません。

なにやらこの薬(胃腸薬、精神神経用薬)にはドーパミンの作用を抑えるものがあるようです。

 

勉強になりました。

 

 

逆流性食道炎 安城市

逆流性食道炎

6月にイギリスで行われる、

 

クラシカルオステオパシーのweek4というセミナーに参加するために

 

症例報告を書かなくてはいけないですが、

 

いかんせん文章を書くことがとても苦手なのでぜんぜん進まない。。

 

一応、12月下旬から治療をしている方の症例をまとめている。

 

 

この方の症状は軽い逆流性食道炎。

 

1回で逆流性食道炎の症状は消えた。

 

1度の施術では効果が出るとは思いませんでしたが、良かったです。

 

ただ症例報告のために5回ほど

 

施術を行う予定です。

 

逆流性食道炎とは

胃酸が胃から逆流して、食道を傷つけて、

ただれ、潰瘍、胃のむかつき、胸焼けなどを起こす病気です。

逆流性食道炎の原因

  原因はいくつかあります。

 

 

  • まず食道下部括約筋の機能低下、それにより胃から胃酸が逆流しやすくなります。

 

  • 胃酸の分泌増加。

 

  • 胃内圧が高い。

 

  • 食道知覚過敏。

 

  • ストレスなどで自律神経が乱れ上記の原因となる方、暴飲暴食などが続き胃腸にふたんをかけている方が多いです。

当院の徒手療法で出来ること

胃酸が逆流しないようにすること。

まず横隔膜の調整。

十二指腸の調整。

自律神経を調整、主に交感神経の抑制。

裂孔ヘルニアがあれば胃の調整。

体の重心を整える。重心が悪いと胃が上下に伸ばされ逆流しやすいです。

 

 

 

 

病院では、薬で胃酸の量を減らすなど、対症療法で逆流性食道炎を治すことが多いのですが、当院では徒手療法で改善する努力をしております。

 

 

昔は逆流性食道炎を今ほど良くなる確率は少なかったが、

 

クラシカルオステオパシーや北陸で学んだお陰で、

 

良くなる確率を上げることが出来た。

 

 

逆流性食道炎:症例

先日こられた患者さん。

 

2週間前から逆流性食道炎の症状が出て病院、カイロプラクティックにここに来る前に受診して全然良くならなくてHPを見て来院。

症状は逆流性食道炎の主なもので、

特に、胸が痛い、寝れないというのが相当つらそうでした。

 

体の緊張も強くて交感神経がかなり優位な状態。

 

胸が痛いのは、食道が胃酸によって炎症が起きている場合があります。

 

ただこの患者さんは少し違うような感じでした。。。。。

 

特に逆流性食道炎だからといって特別なことはしません。

 

クラシカルオステオパシーのルーチン(手順)通りにやる。

 

その際、患者さんの体の制限が強いなぁと感じるところは丁寧に制限を緩めてあげるだけです。

 

この患者さんは交感神経がかなり優位な状態で興奮状態。。動悸もありました。

 

なので交感神経の抑制を重点的に施しました。

 

一度の施術だけでかなり胸の痛みが取れたとの感想。。。

 

私は基本的にその場の感想は信用しません。

 

時間が経過し、体が変化しますので、その場の変化はすぐに戻ることが多いためです。

 

 

4日後2度目の来院。

前回の施術後から胸の痛みはかなり楽になり、睡眠も取れるようになったとの感想。

 

本来ならば6回位は施術が必要かと思いましたが、

多分良くなると思います。。。根拠ないですが。。。

 

この手の症状は早めに施術しないと長期化することが多いと思います。

 

改善率を上げるためにもしっかり患者さんを見れるようにならないといけませんね、、、、

 

 症状が慢性化している方は、1回2回の施術では変化が難しく複数回の施術が必要となる場合があります。

 

何事も早めの対処が大事です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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投げた際ビリっと、腋窩神経が原因?

先日来られた患者さん。

 

接骨院など3軒ほど行かれたようですが、なかなかいいところが無くて当院に来られました。

 

この方は野球をやっており、以前整形外科で、関節唇損傷と診断をうけていたようです。

 

関節唇損傷とは肩関節で腕の骨を受けている肩甲骨のお椀の部分がかけているようなイメージです。

 

これはなかなか良くならないかな…と思ってイロイロと検査して話を聴く。

 

ボールを投げた際、肩付近にビリっと痺れがでる?のが辛いという。

 

関節唇損傷はあるのかもしれないが、痺れとなるとまた違ってくるかと。

 

多分ですが、この方、肘が昔から野球をしていたので少し曲がっていて伸びきらない。

 

そして、上腕の筋肉の発達も良いが弾力性がないような筋肉でした。

 

腕をストレッチして神経も伸ばしてみると、やはり肩の部分に痺れが出た。

 

神経の伸縮性が低下、もしくは筋肉が圧迫していたのだろうと推測。

 

なので腕のストレッチし神経をストレッチ、それと直接神経をのばすことをする。

患者さんは楽になったと言ってくれたが、そんなに簡単に消えるとは思えない。

 

そして患者さんにも家でもやってもらうように指導をする。

 

これで良くなると良いのですがね。。

 

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朝起きて腰が痛い。

朝起きて腰が半年以上毎日痛い患者さん。


朝起きると腰を曲げられないという患者さん。

この方は後方重心型(横から見ると、顎が股間よりも後ろにある方)。


お腹の張りもあり。 腰の付け根、骨盤の関節にも固着感があり。


取り敢えず、クラシカルのルーチンで施術。

そのルーチンの間に腹部の緊張をとる技法、横隔膜の反射療法などを組み込む。


かなり骨盤の固着(歪み)がありましたので、しっかりと圧を加え支点を作り回旋技法。


12月1日 今回で7回目の施術。


5回目で朝の痛みは気にならない程度までになる。


パンパンに張っていたお腹も、フニャフニャと緩くなり、後方重心もほぼ気にならない程度までになる。


骨盤の背骨歪みによる異常な神経反射による腹部の張り内臓の機能低下?、か

内蔵体性反射による腹部の張りが原因かと。


どっちが先かはわかりません。


どちらにしろ、まずはお腹を緩めることが大事ですので、


朝、腰がいたい人はお腹をさすったり、腰に貼るカイロを貼って寝てみるのも効果があるかもです!






腹部の張り

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顎関節症について

こんにちは、鶴接骨院の鶴田です。

昨日は富山での研修。

 

今月は顎関節(TMJ)について学んできました。

 


口を開ける際にポキっとなる顎関節症は治りやすく、

 

口を閉じる際に鳴るものは関節円板の問題により治りにくいことなど、

 

講師の先生の長年経験などの考察などを教えていただき、

 

体の歪みをとり顎の動きの変化、

 

頭蓋骨の調整、

 

直接口の中に指を入れての施術と、大変勉強になりました。


受講者同士で練習するのですが、


思いの外、皆さん顎の動き方が悪い人が多かった。


動きが悪い人は口を開けると左右にずれながら動きます


自分は意外にも動きはよかった。かなり歯医者には行って削られまくっているのですが…


運がよかったのでしょうか?それとも歯医者さんが良かったのか?

 

来月は血液、リンパの勉強です。

藤子不二雄先生の出身地だけあってハットリくんでした。

会場周辺はびっくりするくらい人がいなくて心配になりました…

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